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宇都宮旅行記その3

 宇都宮レポート第二弾!!

 すいません、のっけから嘘です。
 餃子だけで一泊二日乗り切る自信がなかったので、二日目は日光に行ってきました。
 しかも着物で!!
 出発前夜にいきなり「日光……着物じゃね?!」と思い立ちまして、鞄に詰め込んだの。
 日光って、見ざる言わざる聞かざるだとか、修学旅行とか、木刀とか、納豆ふりかけとか、ワサワサした観光地のイメージがあったんですが、なんかもっと上品だった~。
 ひなびた印象はあるんだけど、それが俗っぽくなくて、おっとり上品。レトロな雰囲気。
 天気は良いけど、風は涼やか。着物で来て正解だったかもしれません(^ω^)

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 まず素敵なのは、JR日光駅。
 とても瀟洒な、白亜の木造建築。
 なんとあの、フランク・ロイド・ライトの設計らしい。
 2階はかつて1等車利用者用待合室として利用されていたんですって。なので高い天井からシャンデリアが下がり、大きな窓にはカーテンボックスとドレープカーテン。
 ちょっとした高原のホテルのロビーのような。
 見られなかったけど、天皇がお休みになった貴賓室には暖炉まであるらしい。
 そして、入り口には啼き龍まで。
 JRで日光に行く際は、ぜひ2階をご覧あれ。

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 この日は絶好のお散歩日和。
 季節柄、新緑が美しいこと。
 JR日光駅から、ゆるやかな坂道を歩くこと2kmほど。
 道の左右には、いろいろなお店が並んでいます。名物の湯葉や、お漬け物、和菓子を扱うお店が多いかな。骨董屋さんもいっぱい。
 そうそう、日光に来るまでの電車の中は、ほぼ海外からの観光客だったんです。平日だったから、ってのもあると思うけど。
 だから、お店にもちゃんと英語、ハングル、ロシア語なんかの表記があったり。
 そこらへん、京都とかと似ているかもしれませんね~。

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 こちらは一休みしに入った和菓子屋さんのカフェ。
 水羊羹に豆乳ソフトを乗せたサンデーと、お煎茶のセット。
 羊羹はヘビーなのであまり食べ進めないんだけど、水羊羹は良いよね。サラッとした甘さが、豆乳ソフトとピッタリでした(^ω^) ホテルの朝食時間を間違えて食べそこねちゃったので、これが私の朝ご飯。

 一息入れたら、また坂道をノンビリ上っていきます。
 途中のアンティーク着物屋さんでは、コバルトブルーの地に白く抜いた変わり縞、牡丹の花と文字が染めてある、なんとも不思議な着物を買いました。柄だけ見ると浴衣みたいなの。
 なんと1910年代のお着物なんだって。明治~大正時代ですよ~。凄いね~。
 牡丹色の帯を合わせて、派手派手に、遊び心満載で着てみたいな。

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 →これは、電話ボックス!!
 古いロープウェー(?)を使っているの。レトロで何とも可愛らしいです。

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 今日のお着物はこんな組み合わせ。
 暑くなりそうだったので、絽のお着物にしちゃいました。華やかな紫に、細い金の糸で縞が入ってるんです。
 帯は楽したかったので、芯のないクタクタの半幅帯。でも、芯がなさ過ぎて、カルタ結びができなかったので、貝の口。それも帯締めと帯揚げでぎゅっと止めてないと、ほどけちゃうの(^ω^;)
 帯揚げは水色、帯締めは銀。
 足袋も涼しげに、ピンクのレース足袋。
 髪の毛は編み込みにしてまとめて、プレゼントでいただいたお花の簪を。
 かばんはね、京都で見つけた手ぬぐいで作った物。軽くて丈夫で、お洋服にもお着物にも合って、小さく畳めて、しかもザブザブ洗えちゃう。
 とても便利なのです(^皿^)
 着物を着ていると、色んな方に声をかけていただけるので、楽しいです。外国の方にも受けが良いんですよ~。着物はやっぱり晴れ着だね。

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 道中撮った沢山の緑の写真。
 テントウムシ、いいポジションにいてくれました(^ω^)

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 お昼ご飯は、東照宮の裏手にある明治の館へ。
 日光と言えば湯葉だけど、あえて湯葉御膳とかではなく、お着物で洋食も乙かしら、と思って。

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 明治の館は、アメリカの貿易商の別荘として建てられたお屋敷を使ったレストラン。たたずまいがとても、素敵です。ちょうど同じ敷地内のフレンチレストランの木香薔薇が満開でした。
 お料理は、オムレツライスと散々悩んだ挙げ句、ロールキャベツを選択。
 大皿一杯にシャプシャプのトマトソース、とろけそうに柔らかなロールキャベツと、アクセントのデミグラスソース。私の好みから言うと、トマトソースがかなり水っぽかったのが残念。う~む、次回行ったときはオムレツライスかな(`・ω・´)
 名物らしいケーキもいただきたかったのですが、もうお腹いっぱいで……。
 旅行に行くと、予備の胃袋が欲しくなるなぁ。

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 食後はまた若葉の中を歩いて下山。
 登りも下りもそんなに大変ではないので、ゆっくり歩くのにちょうどいい距離です。
 思わぬ所に思わぬお社があったり。小さな庵があったり。
 ごく普通の道のはずなのに、絶景ポイントだらけです。
 この日は最高気温が27℃もあったけれど、木陰は避暑地として栄えたのも納得の涼しさ。わき水なのか、あちこちから水の音も聞こえてくるんです。

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 そんな散歩道を歩いて、金谷ホテルへ。今回は徹底して、レトロ日光を堪能しておりますな。
 金谷ホテルはいわずとしれた、日本の誇るリゾートホテル。今年で135年目。
 国内外の要人に愛されてきました。アインシュタインにリンドバーグ、ヘレン・ケラーも泊まったそうです。
 派手やかさはないけれど、とても落ち着いた品の良いホテル。回転扉やカウンター、ラウンジのソファといった隅々に、しっとりした時代のツヤのような趣があります。

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 私が行った時には、蔵から見つかった数々の時代物の展示と、写真展をやっていました。どちらも無料。でも、じっくり眺めると、とても面白い。
 たとえば、この左側の写真→。お風呂のお湯をあっためるものなんだって。
 右側のは、昭和28年の乾電池。大きさ比較のため、手を入れてみました。
 なんだか、ハイカラです。
 
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 そして、私的に一番衝撃を受けたのが絵日記。
 金谷ホテルには戦時中、学習院の子供達が疎開に来ていたんですって。その時つけていた絵日記でしょうか、カラーコピーされたものがファイルに。なんの気なしにめくって、30分近く釘付けでした。
 一番左端には丁寧に描かれたお菓子の絵。今でもおやつの定番スイートポテトにビスケット。ちょっと珍しいところでは、二色羊羹やワップル、パンドケーキ。
 お夕飯には「ケチャップをかけた秋刀魚、大根の味噌漬け、大豆ご飯」なんかをいただいています。
 絵の好きな、几帳面な子だったのかなぁ。
 そして真ん中。「今朝又空襲がありました。午前蝉を取りました。昼のほうどうの時陛下がほうどうされました。それは(日本平和条約に對して降服)終わり(……)」。
 歴史の教科書やテレビで見ていたその瞬間が、こんな風に絵日記に書かれるなんて。それまでの文章とは明らかに違う書き方、文末の(……)という記述。子供ながら、いっぱいいっぱい思うところがあったんだろうなぁ。
 右の日記には「五時頃隣組の人が死にました」と。
 朝顔や虫の絵と並んで、詳細な戦闘機の絵が描いてある。 
 毎日の食事の内容と一緒に、空襲の回数が書いてある。
 こんな風に、日常生活の中に戦争が入り込んでいるのを初めて目の当たりにしました。あまりにも普通に、あまりにも特別でなく、あまりにも生々しく。例えばスタイルとして戦争を描いている今のアニメをこの子が見たら、どう思うんだろう……この子はどんな人生を歩んで、どんな大人になったんだろう、いろいろ考えさせられました。

 わぁ、なんだかあまりにも長くなってしまったので、第二弾はここまで。
 第三弾に続く!!(^ω^;)
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