きんしるいの呼び声
その日、うちに大きな荷物が届いた。

何やら胡乱な注意書きがある。
栽培……? 発芽?

開けてみると、ドーム状のものが。
そして中には何かが詰まっている……
これはいったい何だ?!

いぶかしく思いながらも、好奇心に負け、中身を取り出した。
指示書の通りに設置してみる。
中に入っていたのは、とてもこの世のものとは思われない、おぞましい形状の……
いわくいいがたい表皮を持ち、不気味な臭気を放つ円柱だった。
なんだ、これは?! まさかこれが生き物だとでも言うのか……

二日目。
明らかに表皮に変化がある。
目のようにも見える。
おぞましい。

三日目。
奴らは恐ろしい早さで成長している。
朝と夕で明らかに形状が違うほどの生育だ……私は操られたかのように、一日に何度も霧吹きの水を吹きかける。
恐ろしい……だが、見届けたくてたまらない、この生き物の成長しきった姿を……

なんと言うことだ。
この地上に、こんな早さで成長する生き物がいるとは思えない。
それにこの匂い……まさか、こいつらは深き深海より……
だめだ、今ここで絶滅させてしまわねば、この地上はあっという間にこいつらに覆われてしまうだろう。
私は何というものを蘇らせてしまったのだ……!!

震える手で、まだ小さい奴らの息の根を止めた。
だが大きい奴……あぁ、無理だ、とても私にはできない。
だがやらねば行けない。
人類のために……誰かが……

バターイタメ、ウマ
(この一文を最後に、手記は途絶えていた。
そして壁には、引っ掻いたような文字で
「ぶなしめじは、にしゅうかんご」と)

何やら胡乱な注意書きがある。
栽培……? 発芽?

開けてみると、ドーム状のものが。
そして中には何かが詰まっている……
これはいったい何だ?!

いぶかしく思いながらも、好奇心に負け、中身を取り出した。
指示書の通りに設置してみる。
中に入っていたのは、とてもこの世のものとは思われない、おぞましい形状の……
いわくいいがたい表皮を持ち、不気味な臭気を放つ円柱だった。
なんだ、これは?! まさかこれが生き物だとでも言うのか……

二日目。
明らかに表皮に変化がある。
目のようにも見える。
おぞましい。

三日目。
奴らは恐ろしい早さで成長している。
朝と夕で明らかに形状が違うほどの生育だ……私は操られたかのように、一日に何度も霧吹きの水を吹きかける。
恐ろしい……だが、見届けたくてたまらない、この生き物の成長しきった姿を……

なんと言うことだ。
この地上に、こんな早さで成長する生き物がいるとは思えない。
それにこの匂い……まさか、こいつらは深き深海より……
だめだ、今ここで絶滅させてしまわねば、この地上はあっという間にこいつらに覆われてしまうだろう。
私は何というものを蘇らせてしまったのだ……!!

震える手で、まだ小さい奴らの息の根を止めた。
だが大きい奴……あぁ、無理だ、とても私にはできない。
だがやらねば行けない。
人類のために……誰かが……

バターイタメ、ウマ
(この一文を最後に、手記は途絶えていた。
そして壁には、引っ掻いたような文字で
「ぶなしめじは、にしゅうかんご」と)
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