2013年03月

きんしるいの呼び声

 その日、うちに大きな荷物が届いた。

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 何やら胡乱な注意書きがある。
 栽培……? 発芽?

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 開けてみると、ドーム状のものが。
 そして中には何かが詰まっている……
 これはいったい何だ?!

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 いぶかしく思いながらも、好奇心に負け、中身を取り出した。
 指示書の通りに設置してみる。
 中に入っていたのは、とてもこの世のものとは思われない、おぞましい形状の……
 いわくいいがたい表皮を持ち、不気味な臭気を放つ円柱だった。
 なんだ、これは?! まさかこれが生き物だとでも言うのか……

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 二日目。
 明らかに表皮に変化がある。
 目のようにも見える。
 おぞましい。

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 三日目。
 奴らは恐ろしい早さで成長している。
 朝と夕で明らかに形状が違うほどの生育だ……私は操られたかのように、一日に何度も霧吹きの水を吹きかける。
 恐ろしい……だが、見届けたくてたまらない、この生き物の成長しきった姿を……
 
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 なんと言うことだ。
 この地上に、こんな早さで成長する生き物がいるとは思えない。
 それにこの匂い……まさか、こいつらは深き深海より……
 だめだ、今ここで絶滅させてしまわねば、この地上はあっという間にこいつらに覆われてしまうだろう。
 私は何というものを蘇らせてしまったのだ……!!

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 震える手で、まだ小さい奴らの息の根を止めた。
 だが大きい奴……あぁ、無理だ、とても私にはできない。
 だがやらねば行けない。
 人類のために……誰かが……

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 バターイタメ、ウマ

 (この一文を最後に、手記は途絶えていた。
 そして壁には、引っ掻いたような文字で
 「ぶなしめじは、にしゅうかんご」と)
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