それなりにお仕事をやらせていただいてはおりますが、「初めて」はまだまだあるものです。
今日は何と。

ギリシア語のナレーション。
しかもママ付き。
そもそもは「ギリシャ語はできますか?」とのお問い合わせをいただいて。
「う~む……出来ると言うほどではないのですが、耳が慣れているのと、ある程度の発音はできるので、他の方よりは出来るかもしれません……あの、母とか父とか、本職もいますので、指導はして貰えますし」
というところから、気がついたら、
「あの、お母様に翻訳とかしていただくことはできますか?」になり。
「じゃあ、ついでなので当日母にも来て貰って」となり。
そして。
スタジオの中で一人イヤな汗をかいている私が。
だってディレクター席に座ったママから、「春菜ちゃん、今のRの発音きつすぎる」「春菜ちゃん、ここの間、短くして」とか注文が飛んでくるんですもの。ちなみにママに気をつかって席を譲って下さったディレクターさんは、ずっと立ってらした……ずびばぜんっ

尺には収めなきゃだし、雰囲気はキープしなきゃだし、発音には気をつけなきゃだし、ママはいるし……。
気がつけば心は、小学校の時、「アルカリ性で青くなる! 酸性で赤くなる!!」とか「6mの縄につながれた牛が……」とかママに散散しごかれていた頃にタイムスリップ。
……あぁ、手に汗が。
何とか各所からOKが出て、無事終了。
来月くらいには皆様にも聞いていただくことが出来るようです。
え~業界関係者の皆様、ギリシャ語のご用命の際は、ぜひ池澤春菜にお声かけを。
もれなく、素敵な母もついて参りますわよ
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